群馬県富岡市にある「富岡製糸場」は、明治時代に日本の近代化を支えた歴史的な建物として、2014年に世界遺産に登録されました。 今回は、実際に足を運んで感じた“レンガ造りの美しさ”と、“静かな時間の流れ”をご紹介します。

レンガ造りの工場にタイムスリップ
富岡製糸場は上州富岡駅から徒歩約10分。駅を出ると、のどかな商店街を抜けて赤レンガの建物が見えてきます。 まるで明治の時代にタイムスリップしたような雰囲気で、初めて見る人はその美しさに息をのむはず。
敷地内には「東繭倉庫」や「操糸場」など、当時のままの姿で保存された建物が並びます。木造の屋根、窓枠、そして高い天井。 この場所が“日本の近代化の原点”だったことを肌で感じました。

見どころ:操糸場とガイドツアー
中でも圧巻なのが「操糸場」。ここでは、実際に生糸を取る機械が並び、明治初期の技術力の高さを実感できます。 ガイドツアーもおすすめで、建物の構造や当時の働く女性たちの生活などを丁寧に説明してくれます。
ガイドさんの話によると、当時は「日本全国から集まった若い女性たち」がここで働き、技術を全国に広めたそうです。 “女工哀史”という言葉だけでは語れない、誇りと挑戦の歴史が詰まっていました。

見学後は、まゆグッズと富岡グルメを
見学のあとは、敷地内の売店で「まゆグッズ」や「絹のハンカチ」を購入するのも楽しい時間です。 また、近くの商店街には「シルクソフトクリーム」や「富岡どら焼き」など、ここでしか味わえないスイーツも豊富。
静かな街並みを歩きながら、明治の息吹を感じる一日となりました。

アクセス・営業時間
- 住所:群馬県富岡市富岡1-1
- アクセス:上信電鉄 上州富岡駅から徒歩約10分
- 営業時間:9:00〜17:00(最終入場16:30)
- 休館日:年末(12月29日〜31日)
- 入場料:大人1000円/高校・大学生250円/小・中学生150円
まとめ|静けさの中に息づく近代化の記憶
富岡製糸場は、単なる観光地ではなく「日本が世界に向かって歩き出した第一歩」を感じられる場所です。 赤レンガの壁に触れながら、明治の息吹を感じる時間をぜひ体験してみてください。

お得情報:周辺観光も楽しむなら「ぐんまワンデーパス」もおすすめ
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